- 副業で稼ぎたくてクラウドワークスを利用しているんだけど……
- システム手数料が高すぎて、このまま利用し続けるべきか迷っている
- 本気で実践するから、手数料を抑えるおすすめの方法を教えて!
クラウドワークスを利用しているワーカーが「高すぎる手数料どうにかならないの?」とシステム利用料の高さに困っているケースは非常に多いです。
僕はクラウドワークスで実績を作って、その後は直接契約へと切り替えていきました。しかし実績のない初心者の頃は、クラウドワークスを使うという選択肢しかなく、高い手数料に疲弊していました。
そこでこの記事では、クラウドワークスから脱却しようか迷っている方の参考になるよう、クラウドワークスの手数料の仕組みから手数料がかからないおすすめサービスまでまとめて解説します。
この記事を読めば「クラウドワークスの手数料を抑える方法」が全て分かります。
僕がクラウドワークスとその他サービスを利用して、比較したノウハウや経験を凝縮しました。いつかクラウドワークスを卒業したい人は最後まで読んでください。
また今からWebライターを始めたいという方にはこちらの記事がおすすめです。
> Webライターとは?副業未経験からの始め方・仕事内容・必要なスキルを徹底解説
クラウドワークスの手数料は高い?報酬受け取りの仕組み

クラウドワークスの手数料は高すぎなのかについての答えは、クラウドソーシングサイトの中では「高い」です。
主に高いと言われる手数料は3つ。
- システム利用料
- 振込手数料
- クイック出金
クラウドワークスは、利用者から手数料をもらうことで運営しているため、仕方ない部分はあります。
しかし、利用者からしたら、かなりの負担を強いられるのも事実。
実際に筆者は、30,000円の案件でもろもろの手数料が引かれ、21,400円しか手元に入らなかった経験があります。
まずは、高いと言われる手数料のカラクリを、詳しく解説しますね。
システム利用料
クラウドワークスのシステム利用料は、以下の通りです。
報酬額 | システム利用料(税抜) | 仕事形式 |
報酬額が10万円以下の場合 | 20% | プロジェクト・タスク |
報酬額が10~20万円の場合 | 10% | プロジェクト |
報酬額が20万円以上の場合 | 5% | プロジェクト |
最大20%もの手数料が引かれるので、高い印象がありますね。
稼ぐほどお得になるシステムですが、実際は、案件1件ごとの報酬に応じて手数料が引かれる仕組み。
1件10万円を超える案件はそうそうありませんので、大半が20%の手数料を引かれてしまうわけです。
クラウドワークスの手数料が高いと言われる最大の要因です。
手数料のクライアント負担はあるの?
当サービスでは、システム利用料をワーカー(受注者)の方より頂戴しておりますので、
発注にあたり、クライアント(発注者)の方からは、原則、利用料や発注料はいただいておりません。そのため、基本的にはワーカー様にお支払いいただく契約金額のみが発生する仕組みとなっております。
クラウドワークス
手数料の計算方法は?(ワーカー受け取り金額)
ワーカー受け取り金額(税抜)=(契約金額+消費税)-(システム利用料+消費税)- 契約金額の消費税
クラウドワークス
振込手数料
クラウドワークスの振込手数料は、以下の通りです。
楽天銀行 | 100円 |
楽天銀行以外の各種銀行 | 500円 |
銀行による振込手数料の違いもおおきいのですが、実は、振込システムも深く関係しています。
クラウドワークスでは、月に2回(15日と月末)振り込みされる仕組みです。
仮に楽天銀行以外(500円)で振り込まれる場合、無条件で月1,000円もの振込手数料が引かれてしまいます。
クラウドワークスを利用するなら、めんどうでも楽天銀行の口座を持っておくのが賢明です。
クイック出金
クラウドワークスは、いつでも出金できる「クイック出金」の利用が可能です。
即金対応をしてくれるので、良心的な仕組みのように思えます。
しかし、報酬額の5%の手数料がかかるため、利用するほど損をする仕組みです。
例えば、月50,000円の案件をクイック出金した場合は以下の手数料がかかってきます。
システム利用料:12,000円(20%+税)
振込手数料:500円(楽天銀行以外)
クイック出金:2500円
実際に振り込まれる金額:35,000円
緊急時以外は、できるだけクイック出金を利用しないほうがいいです。
ランサーズやその他サービスとクラウドワークスの手数料を比較
クラウドワークスの手数料はどのくらい高いのか、気になるところですね。
以下は、有名なクラウドソーシングサイトのシステム手数料をまとめたものです。
サービス社 | 10万円以下 | 10~20万円 | 20万円以上 |
クラウドワークス | 22% | 11% | 5.5% |
ランサーズ | 16.5%(2022年10月1日から) | 10% | 5% |
ココナラ | 22% | 22% | 22% |
クラウディア | 10‐15% | 5% | 5% |
ビズシーク | 11% | 5.5% | 5.5% |
サグーワークス | 0 | 0 | 0 |
知名度が高いクラウドワークス・ランサーズ・ココナラは、システム利用料が高い傾向にあります。
特に注目すべきは、大半の利用者が対象になる月10万円以下の場合のシステム利用料。
最大で10%以上もの差があります。
仮に、報酬額が月50,000円の場合、最大で手数料が6,000円も変わるので、手数料負担の大きさがわかります。
手数料を目安に利用するクラウドソーシングを選ぶことも、賢い選択肢の1つです。
クラウドワークス利用者の評判と口コミは?
クラウドワークスって…知ってはいたけど手数料高いっす
Twitter
もちろん初心者でも仕事が出来る場を提供してくれてるから、ホント有難いんだけどね!
実際にクラウドワークスを利用している人は、手数料を高いと感じています。
しかし、実績のない初心者にとって仕事を受注しやすい場であることは事実です。
クラウドワークスの手数料を抑える方法

クラウドワークスの手数料が高すぎだと感じている方に向けて、対策を3つ紹介します。
- システム利用料を抑える
- 振込金額を抑える
- 他のクラウドソーシングを利用する
実践することで大幅な手数料の節約になりますので、実践してみてください。
システム利用料を抑える
最も負担が大きいシステム利用料は、10万円以上の案件をこなすことで節約できます。
とはいっても、10万円以上の案件に出会えるのは稀。
そこで、筆者がおすすめする2つの方法を紹介します。
条件は厳しいですが、チャンスがあれば大幅な手数料の節約が可能です。
月にまとめて支払いをする案件を選ぶ
筆者が実際に経験したライティング案件で、大幅なシステム手数料の節約ができます。
案件内容は以下の通りです。
用意されたテーマから好きなものを選んで執筆するスタイルの案件
- スプレッドシートで用意された数100の案件
- 執筆数に限度がない
- 支払いは月末にまとめて
契約時は少額で結び、月末に追加報酬を利用して支払う仕組みです。案件によっては作業量次第で月10万円稼ぐことも可能!
もし、上記のような案件を見つけた場合は、システム利用料を節約する大きなチャンスです。
複数の案件を1つにまとめて契約を結ぶ
クライアントに、10万円以上の案件になるようにお願いするのも手です。
例として、2万円の案件をこなした場合で説明します。
◇2万円の案件を5回契約した場合→契約ごとに20%(税抜)の手数料
◇2万円の案件5回分を1つの案件にまとめた場合→10%(税抜)の手数料
2つを比較すると、1案件にまとめた方が11,000円も得をします。
クライアントとの信頼関係があり交渉できる環境にあるのなら、提案してみましょう。
振込金額を抑える
振込金額を抑えることでも、無駄な手数料を減らせます。
方法は3つです。
- 楽天銀行に変更する
- クイック出金は使わない
- 出金方法をキャリーオーバー方式にする
できるだけ振込の回数や振込ごとの負担を減らすことが重要。
特におすすめなのが、報酬額を繰り延べできるキャリーオーバー方式を活用することです。
通常、振り込み機会が毎月2回に設定されていますが、キャリーオーバー方式であれば、月1回の振込にするなど、回数を調整できます。
申請する手間はありますが、無駄に振込手数料を払わなくてすみますね。確定申告書の作成時にも入力の手間を減らせます。
少しでも手数料を減らしたい方は、ぜひ、実践してみてください。
他クラウドソーシングを使用する
もっともおすすめしたいのが、他のクラウドソーシングを利用することです。
上記で挙げたシステム手数料の節約術はハードルが高いですし、振込手数料は、少額の節約しかできません。
手数料の安いクラウドソーシングを利用することで、手っ取り早く、手数料問題を解決できます。
クラウドワークスにこだわりがないのであれば、次でおすすめするクラウドソーシングを利用してみましょう。
クラウドワークスより手数料が抑えられるおすすめサービス
クラウドワークスより手数料が安くて、かつ利用しやすいクラウドソーシングサイトは、「ビズシーク」と「サグーワークス」です。
それぞれの特徴は以下の通り。
ビズシーク | サグーワークス | |
手数料(税抜) | 5~10% | 0% |
仕事内容 | 在宅ワーク全般 | ライティング特化 |
特徴 | 特殊な案件がある | 面倒なやり取りがない |
デメリット | 案件量は少ない | ライター案件しかない |
ビズシークは業界最安値の手数料。サグーワークスに至っては、手数料がまったくかかりません。
それぞれの特徴も踏まえて、使用感をお伝えします。
ビズシークの手数料と使用感
ビズシークは、穴場のクラウドソーシングサイトです。
使用感は以下の通り。
- システムはクラウドワークスと一緒
- 案件は少ないが、採用もされやすい
- 覆面調査など変わった案件が魅力的
- 簡単作業は豊富にある
クラウドワークスに比べたら、圧倒的に案件数は少ないのが実態です。人気のライティング案件ですら、5~10件募集していればいい方といった印象。
しかし、利用者も少なくライバルも少ないので、意外にも高単価案件を獲得できます。
また、覆面調査や買い物代行など、ビズシークにしかない仕事があるのも特徴です。
メインにするにはきついのが正直なところですが、他のクラウドソーシングと併用することで稼ぎ幅を増やせますよ。
サグーワークスの手数料と使用感
サグーワークスは、ライターなら必ず登録しておきたいサイトです。
使用感はこちら。
- ライティング案件しかない
- すぐに作業できる
- 案件は早い者勝ち
- プラチナライターが稼ぐコツ
クラウドワークスのようにクライアントとのやり取りがないため、すぐ作業に取りかかれ、精神的にも楽です。
まずは、テストに合格することでなれる「プラチナライター」を目指しましょう。
文字単価1円以上の案件を受けられます。
ただ、合格率1%とかなり難しいテストです。
実際に受けた印象は、実務経験があってクラウドワークスで1円以上の案件をこなしていることが最低条件といった感じ。
とはいえ、現時点のライターの実力もわかりますので、受ける価値は十分にあります。
晴れてプラチナライターになれば、どのクラウドソーシングよりも圧倒的に稼ぎやすいですよ。
まとめ:手数料が高いと思うならクラウドワークス以外も検討しよう

クラウドワークスの手数料が高いことについて、解説してきました。
ポイントをおさらいしますね。
- クラウドワークスの手数料は他と比較しても高い
- 対策できるが根本的な解決策にはならない
- 手数料の安いクラウドソーシング利用がおすすめ
手数料は、月日がたつにつれて重くのしかかってきます。
クラウドワークスの手数料が高すぎると感じる方は、ビズシークやサグーワークスのような手数料の安いサービスを利用してみてください。
またクラウドソーシングで実績をつけて、自信がついたら企業と直接契約の流れがおすすめです。
企業と直接契約するためには、クラウドソーシングでの実績が必須になります。
過去の執筆記事を提示してスキルをアピールしたり、ライティングスキルを証明する必要があるからです。
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> Wantedly(ウォンテッドリー)でWebライターが企業と直接契約する方法
上記記事では、Wantedlyの登録方法から業務委託契約に至るまでの解説をしていますので、さっそく活用して企業と直接契約を目指してみてください。